コロナ過の中でも順調に右肩上がりの輸出台数
各国の主要都市がロックダウンを開始した2019年3月ごろから数か月は船のスペースなどの問題で輸出台数が落ち込んだが7月には反発して年末まで好調をキープ
2021年の年明けからも順調に台数を伸ばし9月までの輸出台数が前年の輸出台数に並ぶ勢いです。
クラシックカーブーム
近年の輸出台数の増加は間違いなく映画『ワイルド・スピード』の影響が大きいと思います。
映画の中で日本のスポーツカーが派手に走り回る姿を見たら乗りたくなりますよね。
大きなピッカピカのホイールにエアロパーツを身に着けた車は純粋にカッコ良い、おまけに速いとあれば欲しくなるのは必然。
25年ルール
アメリカに輸入できる車の年式を制限する制度のことで製造から25年を経過していない自動車はアメリカに輸入できないとしています。逆に言うと25年以上であればアメリカに輸出できるってことでこの25年が日本車の輸出台数増加のカギになります。
今年が2021年なので25年前は1996年
そのころの日本は国産スポーツカーの黄金期と呼ばれた時代でトヨタはスープラ、日産はスカイラインGT-R、ホンダはNSX、三菱はランエボ、スバルはインプレッサと各社が挙ってスポーツカーを販売していてこれがまた売れてたんですね。
このころ販売されたスポーツカーたちが25年経過してアメリカに渡っているんですね。
軽トラック人気
実はスポーツカーの他に軽トラックも人気があり輸出台数は順調に右肩あがりなんです。
日本の農家のために開発されたスズキのキャリーやダイハツのハイゼットは全長3.3mx全幅1.4mのコンパクトトラックで狭い田んぼ道や林道などを走行するように設計されており、4WDの車両であれば舗装されていないぬかるみが続く悪路も難なく走行できちゃいます。
アメリカで設計され販売しているいわゆるアメ車は日本の規格に比べると圧倒的にデカくて燃費が悪いが日本の軽トラックは小さいから小回りがきいて燃費がすこぶる良好で荷台が広いので多くの物を積んで走行ができる。
こんな理由で農作業を行う人たちは勿論、獲物を探して野山を駆け巡るハンターにも日本の軽トラックは人気があります。
ちなみにアメリカでは軽トラックのことをMini Truckと呼ぶそうです。