スリランカ大統領選挙-2020

High price successful bid vehicleニュース

なぜ輸出業者が注目するのか

スリランカの次期大統領を決める大統領選挙が、2019年11月16日に行われた。

日本の中古車輸出業者がこの選挙の行方を気にしているのは中古車の輸入規制や輸入関税が大幅に変わる可能性があるからだ。

大統領選挙の後には決まって輸入規制や輸入関税の改定が行われてきた。その度にスリランカに輸入される車のトレンドが変わるので大統領選前の数か月間は車の仕入れがスローペースになる。

買い控えをする理由は規制や関税の施行猶予が全くなく即日施行されるためだ。日本では考えられない事だが法律が公布された翌日にはその法律が施行される。法律改定前に車を買ってもスリランカへ輸送中に法律が改定されるリスクがある。だから大統領選が終わるまで輸出業者は仕入れをストップする。

それで今回は誰が大統領になったの?

親中派だった前大統領の弟のゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が当選したよ。

ラジャパクサ氏の兄が大統領を務めた10年は中国から多額の資金を受けて港湾の整備を行った。中国べったりの政策でした。ですので弟が就任したら間違いなく中国依存は強化されることでしょう。

日本車はスリランカで人気がありますが、国の方策で中国車両にシフトしていくかもしれませんね。