Chile | チリ

マーケットガイド

マーケットガイド

中古車は原則輸入はできません。例外としてフリーゾーンのある第1州(イキケ)と第12州(プンタ・アレナス)では輸入可能です。フリーゾーンに集まった車は周辺国へ再輸出されます。

南米大陸の太平洋側に面したチリは、赤道近くから南極まで南北に細長く、自然環境の変化がおもしろい国。北部のアタカマ砂漠を含む砂漠地帯、首都サンティアゴのある中央部には田園地帯が広がり、その南には森と湖の湖沼地帯、さらに南部にはフィヨルド、パンパが続く。

輸入規制

  • ハンドル規制:右ハンドル輸入禁止・(ただし、ボリビアとパラグアイに再輸出される)

基礎データ

面積

約75万6000km2(日本の約2倍)

首都

サンティアゴ Santiago

時差

サンチャゴ:-13時間

言語

スペイン語

人口

約1899万人(2019年)
スペイン系75%、その他の欧州系20%、先住民系5%

政治体制

立憲共和制。議会は2院制で上院38議席、下院は120議席。

民族構成

スペイン系75%、その他の欧州系20%、先住民系5%

宗教

ローマ・カトリックが88%。そのほかプロテスタント、ユダヤ教など。

通貨と為替レート

チリの通貨はチリ・ペソ Chile Peso。略号は$。補助通貨はセンターボ Centavo。
1ペソ=100センターボだが、センターボは流通していない。
2020年1月27日現在、US$1=$776.8=109円。
紙幣は$20000、$10000、$5000、$2000、$1000。
硬貨は$500、$100、$50、$10、$5、$1。$100硬貨は新旧の2種類が流通している。$10以下の硬貨はほとんど流通していない。

【クレジットカード】
中級以上のホテルとレストラン、現地発着ツアーの支払いは、かなりの割合でクレジットカードが通用する。ATMも多い。キャッシングは端末やカードの種類にもよるがATM使用料は$5000程度で、一度に引き出せる金額は$200000が一般的。
支払いには、4桁の暗証番号かサインが必要。サインの場合はパスポート番号の記入も求められる。

【ATMの利用方法】
ATMコーナーの入口がロックされている場合、ドアに設置された読み取り装置にカードを通して解錠する。ATMの基本操作は以下のとおり。
(1)カードを入れる(ATMの種類によって入れたあとカードをすぐ抜く場合と、カードを入れたまま操作を続けるものがある)。
(2)暗証番号(Código de identificatión personal)を入力し、確認(Confirma)ボタンを押す。
(3)Foreign Clientを選択すると英語表示になる。機械によっては英語不可。
(4)(英語の場合)Withdrawalのボタンを押す。
(5)Credit Account(キャッシング)、Checking account(当座預金口座)、Saving account(普通預金口座)のいずれかを選択。
(6)金額を入力または選択して確認ボタン。((1)の操作でカードを抜くタイプのATMを利用している場合は、改めてカードを入れなくてはならない)
(7)ATMの手数料(ATMごとに異なる)がかかるが手続きを続けるかという質問にYESかNOで回答。
(8)現金、利用明細を受け取る。
(9)取引を続けるかどうかの画面が表示された場合、NOボタンを選んで終了させる。

ビジネストリップ

ビザ

【ビザ】査証免除協定に基づき、90日以内の観光 Turistaならビザは不要。

【パスポート】パスポートの残存有効期間は滞在日数以上あれば問題ない。

【ツーリストカードと動植物未所持誓約書(税関申告書)】チリに向かう機内で動植物を所持していないかの誓約書が配られるので、到着までに記入を済ませておこう。入国審査の際には、大きくPDIと書かれたレシートのようなツーリストカード Tarjeta de Turismoを受け取るので、パスポートと一緒に大切に保管すること。出国時にこのカードがないと、刑事警察庁(PDI)で再発行の手続きをしなくてはならないので、くれぐれもなくさないように。
入国審査が終われば、預けた荷物をターンテーブルで引き取り税関へ。税関では記入した税関申告書を係員に提出し、荷物を大型のX線検査機に通す。
税関審査は厳しく、少しでも不審なことがあるとかばんを開けてチェックされる。動植物などを持っていることが発覚した場合、1~2万円程度の罰金を払うことになるので注意したい。何気なくかばんに入っていたオレンジやバナナなどのフルーツや日本から梅干しを持ってきた場合も種子とみなされる(本人の意識がなく捨ててもいいと思っても罰金の対象)。基本的に加工されて包装されたままのものは大丈夫だが、係員によって判断が異なるので、不安なものは持ち込まないのが望ましい。

日本からのフライト時間

日本からチリへの直行便はない。一般的には北米のロスアンゼルス、アトランタ、ダラスなどを経由して行く。通常日本を夕方に出発し、サンティアゴには翌日の午前中に到着。所要時間は経由地での乗り継ぎ時間を含め、26~38時間。
経由地は異なるが、アメリカン航空 American Airlines(AA)、デルタ航空 Delta Air Lines(DL)、ユナイテッド航空 United Airlines(UA)など、アメリカ系航空会社の多くが利用できる。米国を経由する場合はESTAが必要なので注意。
そのほかエア・カナダ Air Canada(AC)のトロント経由もある。
イスラ・デ・パスクア(イースター島)へはサンティアゴを経由するルートが一般的。

大使館

【日本大使館】
Embajada del Japón en Chile
住所:Av. Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago, Chile
電話:(56-2)2232-1807
Fax:(56-2)2232-1812
http://www.cl.emb-japan.go.jp/index_j.htm

【在日チリ大使館】
Embassy of the Republic of Chile in Japan
住所:〒105-0014 東京都港区芝3丁目1-14 芝公園阪神ビル8階
電話:03-3452-7561、03-3452-7562、03-3452-7585
Fax:03-3452-4457
http://chile.gob.cl/japon/en/

治安・トラブル

チリは、南米のなかで最も治安のいい国といわれている。しかし、これは南米のなかでという条件付きで、日本と同程度の治安という意味では決してなく、スリ、置き引きなどは日本の数倍の発生率といわれている。南米で最も治安がよいという評判から過度に安心してしまい、結果として盗難の被害を受けるようなこともあり得る。実際に邦人への盗難被害は報告されているので、手荷物の注意や危ないところには近づかないといった防犯に心がけたい。

【サンティアゴ】サンティアゴでは、特に旧市街の治安が悪く、日中でも常に周囲に注意を払うようにしたい。カメラはバッグにしまい、バッグは抱えるように持つこと。夜のひとり歩きは絶対に避けよう。旧市街のなかでも特にサンタ・ルシアの丘とそのすぐ近くにある民芸品市場、アルマス広場などは要注意。新市街のラス・コンデス地区であっても被害は報告されている。地下鉄や人混みでは、若者のグループに注意。車両の扉が閉まる直前に飛び乗ってくる人がいたら警戒してさりげなく離れること。

【ビーニャ・デル・マル、バルパライソ】観光地のビーニャ・デル・マルやバルパライソは特に12~2月の現地の夏休み期間にグループでの盗難事件が多発している。ひとり歩きを避け、人どおりの少ない場所へは立ち入らないように。

【遺跡保護】チリには遺跡保護の法律があり、イスラ・デ・パスクア(イースター島)のモアイに乗ったり、傷つけたりした場合は、逮捕、拘束されることになる。
【緊急時】警察 133/134、消防 132、救急 131

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