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Safety Data Sheet(セーフティ・データ・シート)

安全データシート

Safety Data Sheet(安全データシート|SDS)とは、有害性のおそれがある化学物質を含む製品を他の事業者に譲渡又は、提供する際に、対象化学物質等の性状や取り扱いに関する情報を提供するための文書のことである。国際的には国際連合の化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)や ISO1104-1 で標準化されている。日本では、導入当初は「化学物質等安全データシート(Material Safety Data Sheet、略称 MSDS)」と呼ばれていたが、2012年4月に国際整合の観点から、国連の「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals; GHS)」で定義されている略称のSDS(Safety Data Sheet)に統一された。化学物質排出把握管理促進法(化管法)で規定される制度のうちの一で、化学物質の安全な使用・取扱いをすることを目的とし、物質名、供給者名、分類、危険有害性、安全対策および緊急事態での対応などが記載される。PRTR法でこのSDSを提供することが義務化された。SDS制度の対象となる化学物質は、「第一種指定化学物質」及び「第二種指定化学物質」として法律で定義されている。

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